恋多き女性シャネル 

18歳で、修道院を出たココ・シャネル。
本名は、ガブリエル・シャネルと言う。「ココ」というのは、歌手を目指していた頃の愛称なのだ。
その頃からシャネルは、恋多き女性であった。
名だたる男性との浮き名が数多く残されている。
これだけ多くの逸話が残されていても、彼女は生涯シングルで突き通した。
そのスタイルは、もちろん時として様々な男性との出会いの中で、揺らいだ時もあったはずだ。
人生の選択を強いられた分岐点は、幾枝もあったであろう。
だが、自力でシャネル帝国を築きあるという偉業を成し遂げた彼女は、
莫大な富と名声を手にし、87歳まで職場の第一線で現役を貫き、その時代には考えられないような
女性の地位を築きあげていく。

彼女が、シャネル帝国を築いていく中で、男性の存在は欠かすことはできない。
彼女の溢れんばかりの才能は、巡り合う男性たちによって開花され形となっていった。
数々の浮名を流した彼女であるが、その浮名の中でも生涯彼女を支え続けた男性がいたと言われている。
シャネルが26歳の時に運命的な出会いをした、彼とは、残念ながらその後、交通事故による死別を遂げている。
どんな一流の男たちと浮名を流しても、彼の存在の心の穴を埋めることは、できなかったのでないかと
言われ続けている。それは、シャネルのロゴマークに象徴されている。
シャネル社のロゴマークは、「C」のアルファベットが背中合わせに寄り添うように、
組み合わされているのが印象的だ。この「C」は、シャネルの「C」と死別した彼のイニシャルが、
重なりあったものだと言われている。
シャネルは、仕事と恋愛の両立に苦悩する生涯であったが、家庭愛に恵まれた生涯ではなかった。